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工事担任者ってどんな資格?難易度や種類をわかりやすく解説

ネット回線

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「工事担任者って聞いたことはあるけど、何をする資格なんだろう?」「種類がいろいろあって、どれを取ればいいのか分からない」——そんな疑問を持っていませんか。

私はIT業界で通信・ネットワーク関連の仕事をしているのですが、工事担任者はまさに自分の仕事の領域そのものの国家資格でした。それでも調べ始めたときは、種別の名前が変わっていたり、試験がいつでも受けられる方式になっていたりと、最新情報の整理に少し手こずりました。

そこでこの記事では、これから受けるか検討している方に向けて、工事担任者がどんな資格で、種類や難易度はどうなっているのかを、できるだけかみくだいてまとめました。

この記事でわかること

  • 工事担任者はどんな資格で、何ができるのか
  • 資格の種類(種別)と、どれを選べばいいか
  • 難易度・合格率はどのくらいか
  • 試験の仕組み(受験資格・科目・費用・CBT方式)
  • どんな人に向いているか

工事担任者とは?何ができる資格か

工事担任者は、電話やインターネットの回線に、電話機・モデム・ルーターなどの端末設備をつなぐ工事を行う(または工事の監督をする)ために必要な国家資格です。

私たちが普段使っているインターネット回線や電話は、通信事業者(NTTなど)の回線に宅内の端末設備を正しく接続することで成り立っています。この「回線と端末をつなぐ工事」は通信の品質や安全に関わるため、法律(電気通信事業法)で工事担任者の資格が必要と定められています。

ひとことで言えば、通信の「つなぐ」部分を担う資格です。電気工事士が「電気」の工事なら、工事担任者は「電気通信」の工事、という関係になります。

あわせて読みたい:電気工事士ってどんな資格?できることや難易度・合格率を解説

工事担任者の種類(種別)

工事担任者は、扱える工事の範囲によって複数の種別に分かれています。2021年の制度改正で区分の名前が新しくなり、現在は次のように整理されています。

種別 扱える範囲のイメージ
第二級デジタル通信 比較的小規模なデータ通信(インターネット接続など)の工事。入門向け
第二級アナログ通信 比較的小規模なアナログ電話などの工事。入門向け
第一級デジタル通信 より大規模・高度なデータ通信の工事
第一級アナログ通信 より大規模なアナログ・総合デジタル通信の工事
総合通信 デジタル・アナログの両方を幅広くカバーする上位資格

※2021年の改正前の「AI種」「DD種」という呼び方は再編され、たとえば旧「AI・DD総合種」は総合通信に、旧「DD第一種」は第一級デジタル通信に相当します。古い情報では旧名称で書かれていることがあるので注意してください。

これから初めて受けるなら、まずは「第二級デジタル通信」が入りやすい選択肢です。インターネット中心の通信環境と相性がよく、CBT方式で通年いつでも受けられるため、独学のスタートに向いています。

工事担任者の難易度・合格率は?

難易度は種別によって差がありますが、入門となる第二級はしっかり対策すれば独学で狙えるレベルです。合格率の目安は種別や回によって幅がありますが、おおむね2〜3割程度で推移しています。

第二種電気工事士(学科6割前後)と比べると数字は低めに見えますが、これは準備不足のまま受ける人も母数に含まれるためで、過度に怖がる必要はありません。

つまずきやすいのは「電気通信技術の基礎」科目です。電気回路や論理回路の計算が出るため、文系の方や電気が初めての方はここで時間がかかりがちです。逆にここを乗り越えれば、残りの「技術・理論」「法規」は暗記中心で対応しやすくなります。なお後述の科目免除制度を使えるかどうかで、体感の難易度は大きく変わります。

試験の仕組み(受験資格・科目・費用・CBT方式)

入門となる第二級デジタル通信・第二級アナログ通信は、CBT方式で通年実施されています。ここが工事担任者の大きな特徴です。

受験資格:制限はありません。誰でも受験できます。

CBT方式:テストセンターのパソコンで受ける方式です。年末年始を除いて通年で実施され、全国47都道府県・約300の会場から都合のいい日と場所を選べます。「次の試験日まで何か月も待つ」必要がありません。

試験科目:次の3科目で、出題は多肢択一式、試験時間は1科目あたり40分です。

  1. 電気通信技術の基礎
  2. 端末設備の接続のための技術及び理論
  3. 端末設備の接続に関する法規

科目免除:科目合格者、一定の資格保有者、実務経歴のある人、認定学校の単位取得者などは、申請により一部科目が免除されます。科目合格の有効期間は3年間です。

受験手数料:1試験種別あたり9,800円(非課税)です。

結果発表:受験日の翌月10日に公式サイト上で発表されます。

試験の詳細・申込方法は、必ず一般財団法人 日本データ通信協会 電気通信国家試験センターの公式サイトで確認してください。

どんな人に向いている?

工事担任者は、通信・ネットワーク系の仕事に関わる人に特に向いています。

  • 通信工事・ネットワーク構築の仕事に就きたい人:実務に直結する国家資格で、求人での評価につながります。
  • IT・インフラ系で働いていて土台を固めたい人:ネットワークの知識を資格として裏付けられます。
  • 電気工事士とあわせてダブルで取りたい人:「電気」と「電気通信」の両方を押さえられ、扱える範囲が広がります。

通年でいつでも受けられて、入門の第二級なら独学も現実的——この受けやすさが工事担任者の魅力だと思います。独学が不安な場合は、通信系の国家資格に対応したeラーニング講座を使う手もあります。

まとめ:まずは第二級デジタル通信から

この記事の要点

  • 工事担任者は、回線と端末(電話・ルーターなど)をつなぐ工事をするための国家資格
  • 種別は複数あり、2021年の改正で「デジタル通信/アナログ通信/総合通信」に再編された
  • これから初めて受けるなら、第二級デジタル通信が入りやすい
  • 第二級はCBT方式で通年いつでも受験可能。受験資格の制限もない
  • 合格率は2〜3割が目安。基礎科目の計算がヤマ。科目免除を使えば負担を減らせる

電気の工事に興味がある方は、入門の国家資格として人気の第二種電気工事士もあわせてチェックしてみてください。

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この記事を書いた人:IT業界で通信・ネットワーク関連の仕事をしているアストロ。電気通信の現場知識を、これから資格を目指す人の目線でまとめています。試験の数値・制度は一般財団法人 日本データ通信協会 電気通信国家試験センターの公表情報にもとづき、2026年6月時点で確認しています。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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