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第二種電気工事士を独学で受けようと思ったとき、いちばん最初に困るのが「何から手をつければいいのか分からない」ことではないでしょうか。
私自身、申し込んだはいいものの、テキストを開いて固まりました。学科と技能で勉強の中身がまるで違いますし、技能試験では工具や材料も自分で揃えないといけません。情報があちこちに散らばっていて、全体像がつかめないんですよね。
そこでこの記事では、私が独学で進めるなかで「先にこの地図があれば迷わなかったのに」と思った全体の流れを、4つのSTEPにまとめました。資格そのものの概要(難易度・合格率など)は、電気工事士ってどんな資格?できることや難易度・合格率を解説にまとめているので、まだの方はそちらから読んでみてください。
この記事でわかること
- 第二種電気工事士は独学で受かるのか(結論)
- 合格までの全体スケジュール(STEP1〜4)
- 学科・技能それぞれで何を勉強すればいいか
- 直前期に何を買って、何を準備すればいいか
第二種電気工事士は独学で受かる?
結論から言うと、第二種電気工事士は独学で十分に受かります。
学科は過去問の出題パターンが安定していて、暗記と最低限の計算で対応できます。技能は出題される候補問題が事前に13問公表されるため、その13問をひと通り作れるようにしておけば、本番で初見の課題に当たることはありません。
実際、私のまわりでも独学で受かっている人は多いです。難しいのは「知識」よりも「手を動かす量を確保すること」と「全体の段取り」のほうだと感じました。だからこそ、最初に地図を持っておくことが効きます。
STEP1:まず全体スケジュールを立てる
最初にやるべきは、試験日から逆算したスケジュール作りです。第二種電気工事士は上期・下期の年2回。学科に合格してから技能、という順番なので、学習期間は「学科対策 → 技能対策」と前後半に分かれます。ここをはっきり分けて計画すると、途中で混乱しにくくなります。
私の体感では、学科は1〜2か月、技能は1か月ほど見ておくと無理がありませんでした。技能は材料と工具が手元に届かないと練習を始められないので、直前に焦らないよう、ここで購入のタイミングも一緒に決めておくのがコツです。学習設計まで自分でやる時間がない方は、カリキュラムが組まれているeラーニング講座を使うと、この段取りを丸ごと任せられます。
STEP2:学科対策(暗記と最低限の計算)
学科は「暗記7割・計算3割」くらいの気持ちで進めると気が楽になります。計算問題が苦手な方は、配点を見ながら「どこまで捨てるか」を決めるのも立派な戦略です。満点ではなく合格点(60点)を取ればいいので、確実に取れる暗記分野を固めるほうが効率的でした。
学科で押さえるべきテーマは、おおまかに次の4つです。
- 複線図の読み方(技能にも直結する土台)
- 計算問題の最低限の解き方
- 器具・材料・工具の名称と記号
- 頻出ポイントの暗記
なかでも複線図は、学科でも技能でも使う一番大事な土台です。ここでつまずく人がとても多いので、早めに手を付けておくことをおすすめします。複線図の書き方・覚え方や、各テーマの詳しい解説は、別記事として順次公開していきます。
STEP3:技能対策(本丸・候補問題13問)
第二種電気工事士の山場は、ここ技能試験です。技能は事前に公表される13問の候補問題から1問が出ます。つまり、13問すべてを時間内に作れるようにしておけば、本番で慌てることはありません。逆に言うと、ここは手を動かした量がそのまま結果に出ます。
進め方は、まず複線図を書けるようにして、次に候補問題を1問ずつ作り込んでいく流れです。あわせて、欠陥(一発不合格になるミス)と時間配分も早めに意識しておくと安心です。
候補問題No.1〜13それぞれの複線図と作り方、つまずきやすいポイント、欠陥の防ぎ方、時間配分のコツは、当事者目線の解説記事として順次公開予定です。なお本記事および各記事では、公表問題そのものを丸写しするのではなく、一般的な作図ルールにもとづく自作の複線図と私自身の解説で構成します。公式の候補問題は、必ず一般財団法人 電気技術者試験センターの公式サイトで最新のものを確認してください。
STEP4:直前期(工具・材料を揃えて仕上げる)
最後は、本番に向けた仕上げと買い物です。技能試験は工具と練習材料がないと始まりません。特に練習材料は、本番までに最低でも候補問題を1〜2周できる量を確保しておきたいところです。ここをケチると練習量が足りず、せっかくの13問対策が中途半端になります。
直前期に決めることは、おおまかに3つです。
- どの工具セットを買うか(指定工具+あると速い工具)
- 練習材料を何回分そろえるか
- 当日の流れと持ち物の確認
工具は一度買えば技能試験でずっと使えますし、合格後の実作業でも役立ちます。私は定番のものを選んで失敗がありませんでした。
まとめ:地図を持って、必要なところから進めよう
この記事の要点
- 第二種電気工事士は独学で十分に受かる。難しいのは知識より「手を動かす量」と「段取り」
- STEP1で試験日から逆算したスケジュールを立てる
- STEP2の学科は暗記中心、複線図は学科・技能の共通土台なので早めに
- STEP3の技能は候補問題13問を全部作れるように。STEP4で工具・材料をそろえて仕上げる
まずは複線図から手を付けるのがおすすめです。学科でも技能でも使う一番の土台なので、ここを越えると一気にラクになります。第二種電気工事士に受かったあとは、同じ電気・通信系の国家資格として工事担任者へのステップアップもおすすめです。
あわせて読みたい:工事担任者の独学の勉強法は?第二級デジタル通信の合格ガイド
この記事を書いた人:IT業界で通信・ネットワーク関連の仕事をしているアストロ。第二種電気工事士を独学で受ける過程で「先にこの地図がほしかった」と感じた点をまとめました。候補問題・過去問は公式(電気技術者試験センター)を参照のうえ、本記事は自作の図解と当事者目線の解説で構成しています。


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