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Zoom・Teamsが重いときに確認したいPCと回線のポイント

ネット回線

Zoom や Teams は今やビジネスの必須ツール。ですが「映像がカクカクする」「音声が遅延する」「接続が切れやすい」といった重さの問題は、多くの方が経験されていると思います。

通信の仕事をしていると、こうした相談をお客様からよくいただくのですが、実は 「重い」という症状の原因は大きく2つに分かれます。1つは PC 側のスペック不足やバックグラウンドプロセスが原因のケース。もう1つは、インターネット回線やWi-Fi接続の問題が原因のケース。この2つでは対策が全く異なるため、まずは 自分のケースがどちらに当てはまるのかを確認することが最優先 です。

このページでは、Zoom や Teams が重いときに真っ先に確認すべき PC と回線のポイントを、実務視点からお伝えします。

Part 1: まず PC 側を確認する

Zoom や Teams が重くなるのは、PC のリソース不足が原因の可能性があります。特に CPU(プロセッサー)やメモリ(RAM)の負荷が高い状態では、映像や音声の処理がスムーズに進まず、アプリケーションが重くなります

確認方法は簡単です。Windows なら「タスクマネージャー」を開いてください。キーボードの Ctrl + Shift + Esc を同時押しするか、タスクバーを右クリックして「タスクマネージャー」を選択します。

タスクマネージャーが開いたら、まず 「パフォーマンス」タブを確認します。ここで CPU 使用率とメモリ使用率が表示されます。目安として、CPU が 80% 以上、メモリが 70% 以上の使用率になっていないか、チェックしてみてください。もし数値が高い場合は、PC のリソースが圧迫されている状態です。

次に確認すべきは バックグラウンドで動作しているアプリケーション です。タスクマネージャーの「プロセス」タブを開くと、現在実行中のプログラム一覧が表示されます。ここで、Zoom や Teams 以外に不要なアプリが多数起動していないか目を通してみましょう。例えば、ウイルス対策ソフトのスキャンやクラウドストレージのバックアップが同時に走っていると、PC のリソースが大きく消費されます。

不要なアプリケーションを見つけたら、そのプロセスをダブルクリックしたり右クリックして「タスクの終了」を選択すれば、一時的にリソースを解放できます。ただし、よく分からないプロセスを終了するのは避けた方が無難です。Windows の重要なシステムプロセスまで終了してしまうと、PC の動作に悪影響を与える可能性があります。

通信の仕事をしていると、クライアントから「Zoom で自分だけ映像が止まる」という相談を受けることがあります。その大半は、PC のメモリが満杯に近い状態でした。特にブラウザを多くのタブ開いたまま Zoom に参加する場合は注意が必要です。

もし PC のスペックそのものが低い場合は、以下の対策も効果的です。

  • Zoom や Teams の ビデオ品質設定を下げる(720p ではなく 480p に設定するなど)
  • バーチャル背景機能を無効にする(AI 処理が CPU を消費するため)
  • 定期的に PC を再起動して、メモリを初期化する

Part 2: 次に回線側を確認する

PC 側に問題がなさそうなら、次は インターネット回線の速度と安定性 を確認しましょう。Zoom や Teams の重さは、実は回線速度の不足よりも、回線の遅延(レイテンシー)やパケットロス(データの欠落)が原因になることが多い です。

まずはインターネット速度を測定してみてください。インターネット速度テストとは?おすすめの測定サイトと確認ポイントを初心者向けに解説を参考に、複数の測定サイトで計測することをお勧めします。ビデオ通話であれば、下り速度 2.5 Mbps 以上あれば基本的には問題ありません。ただし、複数の人と HD 品質で通話する場合は、下り 5 Mbps 以上が目安です。

重要なポイントは、数値の「安定性」です。例えば、1 回目の測定で 10 Mbps、2 回目で 5 Mbps、3 回目で 2 Mbps という風に大きく変動している場合、回線の安定性が低い可能性があります。

次に確認すべきは、Wi-Fi で接続しているか、有線(LANケーブル)で接続しているか です。通信の仕事をしていると、「Zoom で映像がカクカクする」という相談の 7 割以上が Wi-Fi の電波強度不足が原因だと感じます。Wi-Fi は電波を使用するため、距離や障害物、電子機器からの干渉に大きく影響を受けます。

もし Wi-Fi で接続しているなら、一度 有線 LAN に切り替えて試してみてください。有線接続に変えるだけで、問題が劇的に改善するケースは非常に多いです。

Wi-Fi での接続を続ける場合は、ルーターの置き場所で速度は変わる?Wi-Fiが遅いときの改善ポイントを解説を参考に、ルーターの位置を見直しましょう。特に、ルーターが部屋の隅や棚の中に隠れていないか、金属製の家具や大きな鏡の近くにないか、確認してみてください。こうした障害物は電波を減衰させるため、ルーターを高めの位置に、できるだけ中央に配置することが効果的です。

また、Wi-Fi 周辺に 電子レンジやワイヤレスマウスなどの 2.4GHz 帯の機器がないか もチェックしてください。複数の機器が同じ周波数帯を使用していると、相互干渉が起きて回線が不安定になります。可能であれば、ルーターを 5GHz 帯に切り替えるか、Wi-Fi チャネルを変更することで改善できる場合もあります。

もっと深く掘り下げたい場合は、インターネットが遅い原因10選|Wi-Fiや回線を快適にする改善ポイントを解説の記事で、その他の回線トラブル要因も紹介していますので、参考にしていただければと思います。

PC が原因の場合 vs 回線が原因の場合

確認ポイント PC が原因の場合 回線が原因の場合
映像の症状 フレームレートが落ちてカクカクしている。自分の映像がぶれている 相手の映像が遅延したり、時々完全に止まる。音声は聞こえるのに映像がない
音声の症状 音声は遅延せず聞こえるが、断続的に途切れることがある 自分の声が相手に遅れて届く。音声が不安定で定期的に切れる
タスクマネージャーでの確認 CPU やメモリの使用率が 80% 以上 CPU とメモリの使用率は正常(50% 以下)
対策方法 バックグラウンドアプリを終了。ビデオ品質を下げる。PC を再起動する Wi-Fi を有線 LAN に変更。ルーターの位置を調整。回線速度を確認する
改善の確実性 高い(設定変更で 1 時間以内に解決することが多い) 中程度(環境依存が大きく、時間がかかる場合がある)

判定フロー:どちらの問題かを見極める

Step 1: タスクマネージャーで CPU とメモリの使用率をチェック → CPU/メモリが 80% 以上 → PC が原因

Step 2: CPU/メモリが正常 → 有線 LAN で Zoom に参加し、Wi-Fi と比較 → 有線で改善する → 回線が原因(Wi-Fi)

Step 3: 有線でも変わらない → インターネット速度測定を複数回実施 → 速度が大きく変動する → 回線全体が不安定

まとめ

Zoom や Teams が重いときは、慌てずに PC 側と回線側の問題を切り分けることが大切 です。多くの場合、以下のいずれかで解決します。

  • PC が原因なら:バックグラウンドアプリの整理と PC の再起動
  • Wi-Fi が原因なら:有線 LAN への切り替えまたはルーターの位置調整

それでも改善しない場合は、ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)に回線品質を問い合わせるか、PC の更新プログラムやドライバーが最新になっているか確認してみてください。特に Windows Update や グラフィックドライバーの更新は、意外と効果があることが多いです。

通信の仕事をしていると、小さな設定の見直しで大きな改善につながるケースをたくさん見てきました。このページのポイントを実践していただければ、多くの方が Zoom や Teams の重さから解放されると確信しています。

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