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工事担任者(第二級デジタル通信)の勉強を始めて、最初の関門になるのが「電気通信技術の基礎」科目ではないでしょうか。
私はIT業界で通信・ネットワークの仕事をしていますが、それでも「基礎」の電気回路の計算は、最初に手こずった科目でした。逆に言うと、ここさえ攻略の型を作ってしまえば、残りの「技術・理論」「法規」は暗記中心でぐっと楽になります。多くの人が基礎でつまずいて諦めるからこそ、ここを越えれば合格はかなり近づきます。
この記事では、第二級デジタル通信の「基礎」科目の勉強法を、私が実際につまずいた電気回路の計算を中心に、当事者目線で解説します。
この記事でわかること
- 「基礎」科目は何が出るのか(出題範囲のざっくり地図)
- どこでつまずきやすいか(電気回路の計算)
- 文系・電気が初めてでも進められる勉強の順番
- 「基礎」を効率よく仕上げるコツ
「基礎」は計算が出るぶん最初は重く感じますが、出るパターンは限られています。順番に見ていきましょう。
工事担任者の「基礎」科目は何が出る?
結論から言うと、「電気通信技術の基礎」は計算と理論が中心の科目です。暗記だけでは押し切れないのが、他2科目との一番の違いです。
出題範囲は大きく分けて、電気回路(直流・交流、抵抗やコンデンサ、インピーダンス、フィルタ回路など)、電子回路(半導体やトランジスタ、増幅回路など)、論理回路(AND・OR・NOTなどの組み合わせ)、そして伝送理論・伝送技術(信号の伝わり方、デシベルの計算など)です。範囲は広く見えますが、第二級デジタル通信では問われ方がある程度決まっているので、出るところに絞って対策できます。
私が「これは時間をかけるべきだ」と感じたのは、電気回路と論理回路の2つです。電気回路は計算問題として安定して出ますし、論理回路は理屈さえ分かれば確実に得点源にできます。一方、電子回路の細かい特性などは、深追いするとキリがないので、頻出のところを押さえて割り切るのが現実的でした。
正式な出題範囲と各回の出題内容は変わることがあります。最新の出題範囲は必ず一般財団法人 日本データ通信協会 電気通信国家試験センターの公式サイトで確認してください。
3科目全体の進め方は独学ガイドにまとめています:工事担任者 第二級デジタル通信 独学ガイド(勉強法・科目・申込)
「基礎」でつまずきやすいのは電気回路の計算
ここが当事者として一番伝えたい所です。「基礎」で挫折する人の多くは、電気回路の計算でつまずきます。
私がつまずいた理由ははっきりしていて、「公式は知っているのに、どの場面でどれを使うか分からない」という状態だったからです。オームの法則(V=IR)や、抵抗の直列・並列の合成は、言葉では知っていても、いざ回路図を前にすると「これは直列?並列?」で止まってしまう。交流に入ってインピーダンスやリアクタンスが出てくると、さらに混乱しました。
ですが、よく見ると出るパターンはそれほど多くありません。直流回路の合成抵抗とオームの法則、コンデンサ・コイルを含む交流回路のインピーダンス、ブリッジ回路や分圧・分流——このあたりの「型」が繰り返し出ます。つまり、全部を理解しようとせず、過去に出た計算パターンを数種類、手が勝手に動くまで反復するのが近道でした。
文系の方や電気が初めての方は、ここで「向いていないのかも」と感じやすいのですが、それは知識の問題ではなく「パターンに慣れていないだけ」です。私も最初はそうでした。同じ型の問題を5問、10問と解くうちに、回路図を見た瞬間に「これは合成抵抗の問題だ」と反応できるようになります。
文系でも進められる「基礎」の勉強の順番
「基礎」は、やみくもに最初から読むより、順番を決めて進めるとつまずきにくいです。
私が回り道の末にたどり着いた順番は、次の4ステップです。
- 論理回路から手をつける:AND・OR・NOTと真理値表は、計算というより「ルール当てはめ」なので、達成感が得やすく勉強の入口に向いています。ここで「基礎、意外といけるかも」という感覚を作ります。
- 直流回路の計算に進む:オームの法則と合成抵抗(直列・並列)を、まず手で解けるようにします。電気回路の土台はここです。
- 交流回路・伝送理論へ広げる:インピーダンス、リアクタンス、デシベル計算など。直流が固まってから入ると理解が早いです。
- 電子回路は頻出だけ拾う:半導体や増幅回路の基本特性など、過去問でよく問われる範囲に絞ります。
大事なのは、理解→暗記ではなく、解く→慣れる→理解が追いつく、の順で回すことです。計算問題は、解説を読んで分かった気になっても、自分の手で解かないと本番で再現できません。私はノートに同じ型の問題を繰り返し解いて、手で覚えました。
教材選びで迷ったら、テキストと過去問のおすすめをまとめた記事もあります:工事担任者のテキストと過去問は何を使う?おすすめは?
計算が本当に苦手なら、講座という選択肢もある
ここまで「反復で慣れる」と書きましたが、正直に言うと、独学の電気回路は解説の質で詰まり方が変わります。
市販テキストの解説を読んでも計算の途中式でつまずく、という状態が続くなら、動画で手順を見せてくれる講座を使うのも一つの手です。私自身、独学でも合格は狙えると考えていますが、「基礎の計算だけがどうしても進まない」という人は、ここだけ解説に頼って時間を買う判断はアリだと思います。基礎が止まると勉強全体が止まってしまうので、最初の関門こそ詰まらせない工夫が効き「基礎の計算を動画解説で進めたい方はこちら」
もちろん、市販のテキストと過去問だけでも十分合格は可能です。まずは1冊を決めて、計算パターンの反復から始めてみてください。
基礎から学べる標準テキストを見る
まとめ:「基礎」は計算パターンの反復で越えられる
今回は、工事担任者(第二級デジタル通信)の「基礎」科目の勉強法を、つまずきやすい電気回路の計算を中心に解説しました。
この記事の要点
- 「基礎」は計算・理論中心の科目。電気回路・電子回路・論理回路・伝送理論が出る
- つまずきの中心は電気回路の計算。ただし出る型は限られるので、パターンの反復で越えられる
- おすすめの順番は「論理回路 → 直流回路 → 交流・伝送 → 電子回路(頻出のみ)」
- 計算がどうしても進まない時は、動画解説の講座でここだけ時間を買う判断もアリ
「基礎」を越えれば、次は暗記で得点しやすい科目に進めます。
次に読む:工事担任者の「技術」科目の攻略法は?私の覚え方を解説
全体像はこちら:工事担任者 第二級デジタル通信 独学ガイド(勉強法・科目・申込)
資格の概要から知りたい方:工事担任者ってどんな資格?難易度や種類をわかりやすく解説
この記事を書いた人:IT業界で通信・ネットワーク関連の仕事をしているアストロ。工事担任者(第二級デジタル通信)を独学で受ける過程で、つまずいた「基礎」の電気回路を、これから受ける人の目線でまとめました。試験科目・出題範囲は一般財団法人 日本データ通信協会 電気通信国家試験センターの公表情報にもとづき2026年6月時点で確認しています。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。


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