「再起動してもつながらない」「特定の場所だけ繋がらない」という状況で、見落とされがちな原因がLANケーブルです。見た目は問題なさそうでも、実はケーブルが原因だったというケースは現場でも少なくありません。
LANケーブルが原因になるパターン3つ
1. コネクタ先端の錆び・腐食
LANケーブルの先端(RJ45コネクタ)は金属製です。湿気の多い場所や、直射日光が当たる場所に長期間置いていると、先端が錆びて接触不良を起こすことがあります。
見た目は普通のケーブルなのに、よく見ると金属部分が変色している——そういうケースでは交換が必要です。抜き差しで一時的に直っても、またすぐ不安定になります。
2. 圧着不良(自作ケーブルに多い)
LANケーブルを自分で作る(自作する)場合、コネクタへの圧着が甘いと接触不良が起きます。見た目は刺さっているように見えても、内部の配線がしっかり接続されていないケースです。
自作ケーブルを使っていて原因不明の接続不良が続く場合は、市販の完成品ケーブルに替えてみるのが手っ取り早い確認方法です。
3. ケーブルの断線・物理的なダメージ
家具の下を通している、ドアに挟んでいる、ペットが噛んだ——こういった場所にあるケーブルは、外から見て問題なさそうでも内部で断線していることがあります。ケーブルを動かしたタイミングで繋がったり切れたりするなら断線を疑ってください。
10G回線を使うなら「カテゴリ」に要注意
最近、10Gbpsの光回線を契約する方が増えています。ここで注意が必要なのがLANケーブルのカテゴリ(規格)です。
10G回線の速度を活かすには、Cat6A(カテゴリ6A)以上のケーブルが必要です。よく普及しているCat5eやCat6では、10Gbpsの速度に対応していません。
| カテゴリ | 対応速度 | 用途目安 |
|---|---|---|
| Cat5e | 最大1Gbps | 一般的な1G回線まで |
| Cat6 | 最大1Gbps(短距離で10G可) | 一般的な家庭用途 |
| Cat6A | 最大10Gbps | 10G回線に対応 |
| Cat7以上 | 最大10Gbps以上 | 法人・データセンター向け |
ただし、Cat6Aケーブルには落とし穴があります。ケーブル自体が太いため、マンションや集合住宅の壁内配管に通らないことがあります。「10G回線を引いたのにCat6Aが使えない」という状況は実際に起きています。
マンションで10G回線を検討している場合は、事前に配管の太さや対応状況を確認しておくことをおすすめします。
LANケーブルを確認するときのチェックポイント
- コネクタ先端が錆びていないか・変色していないか
- ケーブルが折れ曲がっていたり、重いものの下に敷かれていないか
- 自作ケーブルの場合、市販品に替えて症状が変わるか確認する
- 10G回線を使うならCat6A対応ケーブルか確認する
LANケーブルは地味な存在ですが、ネット不調の原因として意外と見落とされがちです。原因不明の接続不良が続くときは、一度ケーブルを交換してみるだけで解決することもあります。


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