今日はアパートのインターネット切り替え作業に行ってきました。
「回線を切り替えて、機器を入れ替えて、カメラを設定して終わり!」……のはずだったんですが、最後にしっかり現場に教育されました。
今回は、スイッチを交換しただけなのにネットが止まり、そこで初めてPoEの怖さを実感した話です。
今日はマンションのネット切り替え作業
今日は、マンションのインターネットを他社回線からうちの回線へ切り替える作業がありました。
いわゆる光コラボの切り替えです。
あとはNTTから「光が開通しました」と連絡が来たので、既存のネット設備から新しい設備へ切り替えるだけ、という流れでした。
この時点では、かなり平和です。
むしろ「今日はわりと素直に終わる現場かもしれない」と思っていました。
現場あるあるなんですが、こういうことを思った日はだいたい何か起きます。
作業内容はわりとシンプル
やることとしては、そこまで複雑ではありませんでした。
まず、もともと契約していた回線のONUから、新しく開通したONUへ切り替えます。
ONUというのは、ざっくり言えばネットの大元になる機械です。
そして次に、各部屋へネットを送るためのスイッチを、以前の会社のものから自分たちのスイッチへ交換しました。
前の会社の機器は返却が必要なので、ここはきっちり交換です。
最後にカメラの設定をして、問題なければ終了。
文章にすると実に普通です。
この時の自分も、「うん、普通だな」と思っていました。
順調そうに見えたんです
作業自体は、見た目だけならかなり順調でした。
ONUを切り替える。
スイッチを交換する。
配線を確認する。
よし、終わった。
今日はいい感じ。
たまにはこういう日もある。
……と思った、そのあとです。
入居者さんから「ネットがつながらない」と連絡が来ました。
現場で一番聞きたくない言葉、きました。
しかも片付けまで終わって、「今日はきれいに終われたな」と思ったあとに来るやつです。
気持ちとしては、エレベーターに乗った瞬間に呼び戻される感じです。
原因はスイッチでした
確認していくと、原因は交換したスイッチでした。
もともと付いていたスイッチは、ただネットを分けるだけの機械ではなかったんです。
実はPoE対応のスイッチで、上の階につながる機器へ電気も送っていました。
ここが完全に盲点でした。
こちらの認識では、
「古いスイッチを外して、新しいスイッチに替える」
それだけの話だったんです。
でも実際には、前のスイッチはただの中継役ではなく、電源係まで兼任していました。
つまり見た目は“よくあるスイッチ”でも、中身の仕事量が全然違ったわけです。
見た目が地味だからって、勝手に普通の社員だと思っていたら、実はその人が店長だった、みたいな感じです。
PoEって何?
ここで出てくるのがPoEです。
PoEは、簡単に言うとLANケーブルで通信だけでなく電気も送れる仕組みです。
「LANケーブルってネットの線でしょ?」と思いがちなんですが、機器によってはその1本で通信と給電の両方をやっています。
防犯カメラやWi-Fiアクセスポイントなどでよく使われる仕組みです。
これ、知らないとちょっとびっくりします。
僕も最初は「ネットの線って、ネット以外の仕事もするの?」という感じでした。
真面目に働きすぎです、LANケーブル。
何が起きたのか
今回起きたことをざっくり言うと、
通信だけを見て機器を交換したら、実は電気の流れまで止めてしまった
ということです。
ちゃんとネットはつないでいるつもりだったんですが、その先では「ネット+電気」が必要でした。
だから、こちらは「配線したのになんで?」となり、向こうは「使えないんだけど?」となるわけです。
現場ではこういう認識のズレが一番怖いですね。
しかもPoEって、知らないと本当に見落としやすいんです。
だって見た目は普通のLANケーブルですから。
まさかその顔で電気まで運んでいるとは思いません。
今回の学び
今回かなり勉強になったのは、見た目が同じでも役割まで同じとは限らないということでした。
スイッチも、ただ通信を分けているだけのものもあれば、PoEで先の機器に電気を送っているものもあります。
同じように見えるからといって、同じ感覚で交換すると普通にトラブルになります。
現場ではつい、
「同じ場所に戻した」
「線は全部刺さっている」
「ランプもついている」
で安心したくなります。
でも本当に見るべきなのは、
この機器は何の役割を持っているのか
なんですよね。
通信だけなのか。
給電もしているのか。
その先に何がぶら下がっているのか。
そこまで見て初めて「確認した」と言えるんだなと思いました。
初心者こそPoEを知っておくと強い
ネットワーク機器にあまり詳しくないと、LANケーブルは「インターネットの線」というイメージで止まりがちです。
でも実際には、機器によっては電気も送っています。
このPoEを知っているだけで、スイッチやカメラ、Wi-Fi機器まわりの見方がかなり変わります。
「この線、ただ刺さっているだけじゃないかも」と気づけるようになるからです。
逆に言うと、知らないまま触ると今回の自分みたいになります。
終わったと思ったのに終わっていない、という一番しんどいやつです。
まとめ
今回は、アパートの回線切り替え作業でスイッチを交換したところ、思わぬトラブルになった話でした。
原因は、元のスイッチがPoE対応で、上の階の機器へ電気も送っていたこと。
こちらはそこを把握しないまま交換してしまい、結果として必要な機器が動かなくなっていました。
LANケーブルは、ただネットを流すだけではないことがあります。
PoEのように、通信と電気の両方を運ぶケースもあります。
なので、見た目が同じ機器でも「役割まで同じ」と思い込むのは危険です。
今回のことで、機器交換の前には
「これ、ただのスイッチかな?」
と一回疑うのが大事だとよく分かりました。
次からは、見た目で判断せず、ちゃんと役割まで確認してから触ろうと思います。
……たぶん、現場はまた別の角度から試してくるんでしょうけど。


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